53歳責任世代が浦添市の新しい明日を創る! 松本哲治「百花繚乱日記」ブログ

まつもとてつじのドタバタ市長奮闘記

知ったカー

ひだまり通信1月号「百花繚乱日記コラム」より転載

「知ったカー」

今年もあっという間に年末だ。毎年恒例の「今年のヒット商品」でホンダのインサイトとトヨタのプリウスのハイブリッド車が選ばれた。プリウスは月間2万台を超える驚異的な販売となり、未だに納車が追い付かない程だという。その背景には「価格破壊」ともいえる低価格戦略が当たったということらしい。

確かに、プリウスは素晴らしい車だが、僕はプリウスの成功はホンダのインサイトなくしてはなかったと思っている。今年の初めにホンダがハイブリッド車であるインサイトの最低価格を189万円に設定していなければ、今日のような状況は生まれてない。新型プリウスが旧タイプよりも高性能であるにもかかわらず旧タイプよりも価格を28万円も安くしたのは、インサイトを意識してのことだ。別の言い方をすれば、トヨタはそれだけ旧タイプで高売りしてきた(より安く販売する努力をしてこなかった)わけで、旧タイプを購入した顧客の怒りもわからなくもない。インサイトがなければ新型プリウスは300万円はしたはずである。

しかし、僕がここで言いたいことはトヨタ批判でもプライシング(値付け)の話でもなく、また、とにかく物が安くなったのだから消費者としてはOKじゃん、といことでもない。これはライバル同士が切磋琢磨(せっさたくま)すること、いい意味で競い合うことが日本の技術を世界一にしていく好例だということだ。

ハイブリッド車などの、いわゆる、エコカー技術で日本は世界最先端を走っている。来年には日産や三菱が次世代EV(電気自動車)で巻き返しを狙っている。水素カーに、太陽電池搭載カーに、スーパーEV「エリーカ」など、熾烈な国内競争が結果的に日本の技術水準を世界一にしていくわけだ。何もこれは技術やビジネスだけでなく、スポーツでも同じことが言える。強烈なライバル同士での日本代表争いが、そのままオリンピックでの金メダル獲得にも繋がっていった例はいくらでも挙げることができる。

さてさて、そこで年末恒例の「今年の国内十大ニュース」。

一位はやっぱり「政権交代」でしょ。うむ、っつーうことは、ライバル政党間の熾烈な切磋琢磨でついに日本の政治も質が向上していく、ってな理屈になるわけだ。

いよっ、日本の未来は明るいぞ、イェ~イ! もうすぐトゥンジーに、クリスマスに、お正月。みんなで新年をワクワクしながら迎えよう。
ハッピー正月でーびる♡

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Posted by 松本哲治 at 2009年12月24日   10:50
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