53歳責任世代が浦添市の新しい明日を創る! 松本哲治「百花繚乱日記」ブログ

まつもとてつじのドタバタ市長奮闘記

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誰もがいく道

広報うらそえ2月号
「誰もがいく道」

 2018年がスタートしてから早いものでひと月が過ぎました。今日から約7年後の2025年には団塊の世代が75歳以上になり、私たち日本社会は大きなピークを迎えます。高齢化率は30%を超えて、人口の3人に1人が高齢者となり、さまざまな課題が指摘されています。

 その現象は介護の2025年問題と呼ばれ、特に深刻なのが介護職員の不足です。現在でさえ人手不足に悩む業界ですが、今後は約38万人もの介護職不足になると推測されているのです。そんな2025年までわずか7年です。本当に目の前、私たちはあっという間にその時を迎えることになるでしょう。

 浦添市でも今から準備できること、すべきことを一つ一つ丁寧に実行していくつもりですが、いずれにせよ、一人でも多くの市民のみなさまに、介護の世界や仕事について理解し関心を持っていただくことがとても重要です。家庭でも職場でも地域でも、介護やケアについて他人事ではなく、当たり前に普通に語られるようになればと願っています。

 幸いなことに、今月、てだこホールで「ケアニン〜あなたでよかった〜」という映画が上映されます。一人の新人介護職員が仕事を通して大きく成長していく物語です。実際に介護の現場で働いている人たちが中心となってストーリーやセリフを組み立てた映画なので、リアルな介護現場で悪戦苦闘しながらも、本当に私たちが目指している世界観を表現している素敵な作品となっています。是非、多くの人に、特に介護や福祉にあまり関心のない人たちをお誘いの上、ご覧いただきたいと考えています。

 私たち浦添市は、誰もが寄り添い支え合うことが当たり前の共生社会を目指しています。みんなで一緒に映画を通して、介護という仕事の素晴らしさや面白さに触れてみませんか?いつかきっと私たちもお世話になるはずですから。




2月21日、22日18:00から、てだこホールにて上映予定!

http://www.care-movie.com

Posted by 松本哲治 at 2018年02月17日17:55
Comments(0)はいさい、こちら市長室

うらそえ福祉のまち元年



広報うらそえ1月号
「うらそえ福祉のまち元年」

 明けましておめでとうございます。

 お正月を迎えるにあたり、新しい年の誓いや目標を掲げる方も多いのではないでしょうか。私も昨年の秋頃からずっと考えてきました。そこで今年から、私は浦添市を「沖縄一優しい福祉のまち」にしていきたいと考えています。これまでも、いや市長になる前からずっと思い描いてきた構想です。なので、あえてこの新年1月号で発表させていただきます。

 まず「沖縄一」については、何もいきなり世界一や日本一を掲げる必要はありません。まずは沖縄県内で「福祉のまちと言えば浦添だよね」と誰もが認めてくれるようなまちにしていきましょう。だからと言って、そこで立ち止まるつもりもなく、次は九州一、そして、いずれは日本一を目指しましょう。

 次に「優しい」とは、どういうことでしょうか。それは、お互いに助け合う、「共生」の考え方です。性別でも、年齢でも、障がいや病気の有無でも、肌の色でも国籍でも、性に対する考え方でも、あらゆる多様性を認め、お互いに尊重し支え合うことが当たり前の社会づくりです。つまり「お互いさま(ゆいまーる)」のまちづくりです。

 そして、最後に「福祉」です。福祉と言うと何らかの救済を必要とする人を助けるという意味でよく使われます。しかし、私が考える「福祉」とは誰もが幸せになれる状態を意味しています。だから、「福祉のまち」とは全ての人がその人らしい幸せを手に入れることを、みんなの力で実現できるまちだと私は定義しています。つまり「誰も置き去りにしないまち」「誰かの幸せを我が喜びとする利他のまち」なのです。

 この「沖縄一優しい福祉のまち」というテーマを中心に置いて全ての政策の優先順位を決めて立案・実行していきます。まずは、力弱き者、声小さき者、命幼き者から始めます。市民のみなさまと一緒に、今年平成30年を「うらそえ福祉のまち元年」にしていきましょう。


Posted by 松本哲治 at 2018年02月16日23:56
Comments(1)はいさい、こちら市長室