53歳責任世代が浦添市の新しい明日を創る! 松本哲治「百花繚乱日記」ブログ

まつもとてつじのドタバタ市長奮闘記

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Posted by TI-DA at 

悲しい日

今日は、朝からちょっと気分が凹んでいる。
なんか暗くて悲しい気分になってしまった。

それは、アフガンで伊藤さんが殺害されたからだ。

なんてコメントしていいのかなぁ。
あぁ、悔しいような悲しいような。

本当に残念だ。

僕も若い頃、海外で井戸を掘ったりしてたから、
今回の事件は本当に残念だ。

もちろん、殺害したタリバン(報道では犯人はタリバンとなっている)が一番悪い。

でも、この事件の悲しさは、タリバンだけを糾弾すれば事足りるほど単純ではないことの悲しさなのだ。

殺害したタリバン、

アフガンをメチャクチャにしたアメリカ、

それを応援した日本、

甘かったペシャワール会。

そして、僕たち沖縄。

第一回沖縄平和賞でつながる僕ら沖縄人として、
一人ひとりがこの事件を深く考えてみてほしいと願う。

Posted by 松本哲治 at 2008年08月28日12:17
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蝉と青空

ひだまり通信9月号「百花繚乱日記」より

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「 蝉 と 青 空 」

あの日は、真夏日だった。

濃い青が広がる夏空の美しさが恨めしいほどのうだるような暑さだった。
遠くで泣いている蝉の声に僕が気がついたのは、
正午過ぎに彼女を乗せた霊柩車が多くの人に見守られながら自宅を出発した後だった。

仕事柄、人の死に接することは少なくないものだが、
ライフサポートを設立して六年、現職社員の死を迎えるのは初めてのことだった。

彼女は僕らのデイサービスで厨房を担当しているパートの職員だった。
年齢が最年長だったのと、周りを温かく見守る優しい人柄から、多くの同僚職員から「かあちゃん」と慕われていた。
彼女が手がける食事は、沖縄の家庭で母から子へと引き継がれてきたごく普通の家庭料理であったが、
利用者の誰からも愛されたのは、それが誰にとっても「おふくろ」の味であり、
彼女の手抜きをしない性格が料理にも現れたせいだった。

彼女はいつも黙々と働いている人だった。

多くの職員が去っていった荒れた時代でもいつも厨房で黙々と働いている人だった。
愚痴を言わず、人を責めず、不満を漏らさず、笑顔を絶やすことなく厨房から利用者と職員を見つめていてくれた。

僕は彼女に優しく接したことはあまりなかった。
それは、彼女が僕の叔母であったために、
他の職員の手前、むしろ、努めて上司と部下以上の親密さを避けるようにしていたからだった。
そんな冷たい甥っ子の僕に対しても事あるごとに「いつも感謝しています」と、頭を下げた。
働きづくめの苦労をよく知る彼女の少ない言葉には、感謝して生きることへの深い思いが感じられた。

そんな彼女が一度だけ、いろいろあって落ち込んでいた僕に
「負けないで頑張りなさいよ。わかる人にはわかるからね」
と言ってくれたことがある。

そんな彼女が癌を患い、入退院を繰り返しながらも厨房に一年半も立ち続けてくれた。
最後は自宅でと希望し、僕らもみんなで彼女のお世話を一生懸命にさせていただいたのは、
みんなの彼女への恩返しでもあった。
家族に見守られながら自宅から天国へと旅立った姿は、彼女らしい周りに迷惑をかけない静かな最期だった。

出棺後、生前の希望で会社の前を通ってくれた。
僕らは全員で事務所前に一列に整列し、彼女を先頭に乗せた車列に最後の別れを告げて手を合わせた。
長いクラクションが通り過ぎると、美しい青空に蝉の声がまた響いていた。

僕はあの風景を忘れない。




Posted by 松本哲治 at 2008年08月27日13:07
Comments(3)コラム:百花繚乱日記

オリンピックから学ぶこと

北京オリンピックが終わった。

浦添商業の甲子園もあったし、今年の8月はスポーツが印象的だった。

閉会式(相変わらずハデやね)をテレビで観ながら、
この2週間を振り返ってみた(誰もそんなこと頼んだわけじゃないのに…)。

今回の北京オリンピックは今までのオリンピックとは違った。

何が違ったのかと言えば、
結構感動したなぁ、今回のオリンピックには。

これって歳のせいかな。

北島の2冠、
ソフトボールの金、
男子400メMリレーの銅。

メダルは逃したけど、なでしこジャパン(女子サッカー)もよかった。

テレビで観ながら、
あんな風に涙を流せるくらい、
自分は何かに命を、人生を、全てを賭けて生きているかな。

スポーツってやっぱりいいなぁ。

僕はあそこまでスポーツはできないけれど、
僕は僕がやるべきことに全力を賭けて生きていこう。

あんな風に涙を流せるほどに全力を尽くして…。

Posted by 松本哲治 at 2008年08月26日17:19
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気がつけば・・・

気がつけば、前回のブログUPから早一週間が経過・・・。

思い起こせば一週間前は、まだ浦商が残っていて、甲子園も最高潮。

ところが、今は浦商の敗退と共に僕の夏も終わった感じがして、気分は早くも秋模様。

今週は、10月のイベントの準備がピークを迎え、てんやわんやの日々。
何事も思った通りには進まないものですなぁ。

でも、今回は大勢の人たちや団体と一緒に運営するイベントなので
調整が大変なことは始めっからわかっていたこと。

この大変さも楽しんでいきたいものだ。

いろいろ決定したらイベント告知をここでも行いますので、
よろしくね。

10月11日(土)、12(日)、13(月、体育の日)

の3日間フェスティバルです。

乞うご期待!



Posted by 松本哲治 at 2008年08月20日09:09
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イエ~イ浦添商業8強だぜ!

行ってきました、甲子園ニコニコ
やってくれました浦添商業ラブ
しかし、もう帰ってきましたぐすん



僕にとって初めての甲子園です。

いいですね、強かったですね、油断はできないけど、やりますよ今年も!

目指せ優勝
史上初の沖縄県勢春夏連覇だ


ほとんどトンボ返りだったけど、楽しかったなぁ。
また、仕事も頑張ろう!

会社のみんな、ありがとう。
お家のみんな、お盆に留守してごめん。

Posted by 松本哲治 at 2008年08月14日17:40
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急遽、甲子園へ

急遽、甲子園へ行ってきます。

と言っても、遊びじゃないんです。
いろいろ事情があるんです(どんな事情じゃ?)

そうです、一応、浦添商業の応援ですが、遊びではないんです。
いや、遊びだけではないんです。

でも、ちゃんと有給休暇で自費で行きます。
そのわけはいづれ・・・・。

Posted by 松本哲治 at 2008年08月11日16:39
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認知症介護研修

今日は、朝から浦添看護学校で行われている、
沖縄県認知症介護指導者会が主催の「認知症介護実践者研修」に行ってきた。

僕が講師でテーマは
「地域社会環境を考える」だった。

このテーマの「地域」なんだけど、考えれば考えるほど深いんだな、これが。

僕らはどう地域と向き合っていくか?ってことなんだけど、

はてさて、講義はいかがだっただろうか?

みんなにはうまく伝わっただろうか?

Posted by 松本哲治 at 2008年08月07日17:29
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カンフーパンダ

先日の日曜日、妻が出張でいなかったので、
子どもたちと約束していた映画に出かけた。

何を観るかで揉めた。

僕は、子どもたちでも楽しめて、僕も観たい(観てもいい)映画を考えて、
「崖の上のポニョ」を主張したが、大反対を食らった。

そこで多数決で「カンフーパンダ」で押し切られた。

仕方なく、しぶしぶ、観たのだが、

これが意外と面白かった

カンフーの師と、そのまた師匠の言葉や、
自分を信じることの大切さ、
そして、最後の教えの意味とは・・・。

画像も素晴らしかったし、僕まで楽しんでしまった。

正直に言って、観てよかった、と思った。

今の希望が叶わなくても、
結果としてそれでよかったと思えることの具体例だった。

やっぱり、人生はいいことしか起こらないものだ。

怒ったり、落ち込んだり、悲しんだりするのはよして、
明日を信じて笑顔で行こう日の出

Posted by 松本哲治 at 2008年08月05日19:37
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ご近所の力

今日、午前中に職員Nさんと事務所前の植栽帯に水をやっていた。
(先日、あいのその保育園のみんなが植え替えてくれたお花サクラで、きれいに咲いています。ありがとう)

その時、何か「ガシャーン」という大きな音がしたので事故ではと思い、
音のする方へ二人で走った。

すると、案の定、人身事故ではないが、大きなトラックが荷崩れを起こして、
道路中に掲載していたタイル(?)が散乱していて、ドライバーのおじさんが慌てふためいていた。

そこで、僕とNさんとでとりあえず、道路に散乱していたタイルを集めて積み込む作業を手伝った。

おじさんは申し訳なさそうな表情で噴き出すような汗を拭う間もなく
「大丈夫です、やりますから」
と頭を下げていた。

そんなこと言われても、一人で片付けるには、あまりにもタイルの数が多すぎた。
梱包してあった箱も破れ、半分以上のタイルは割れて粉々になっている。
それが道路一面を覆っていた。

僕らは急いで二次災害を防ぐために交通誘導しながら、
竹ぼうきとゴミ取りを取って来て片づけを行っていた。

すると、どこからともなくご近所の方がそれぞれほうきや手袋、袋などを持って集まってきた。
「大きな音がしたので見てみたら・・・」と、集まって来てくれた。

小さな子どもを連れた若いご夫婦や近所のおじさん、おばさん、おにいさんまで集まり、
ついに、走っていた通りすがりの車からも人が降りて来て手伝い始めた。

カンカン照りの太陽がギラギラと照りつける中を、
みんなでもくもくと片づけた。
結局、10名くらいが集まり、あっという間に道路はきれいになった。

みんなで「お疲れ様」と言い合い、何もなかったようにそれぞれの家に帰って行った。

炎天下の作業で汗だくになったけど、
なんか嬉しくて爽やかな気持ちになった晴れ

でも、あのドライバーのおじさん、
大丈夫かな?
怒られなかったかな?


Posted by 松本哲治 at 2008年08月02日18:12
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