53歳責任世代が浦添市の新しい明日を創る! 松本哲治「百花繚乱日記」ブログ

まつもとてつじのドタバタ市長奮闘記

いっています

ひだまり通信2月号「百花繚乱日記」コラムより転載

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「いってきます」

 おはようございます!

 いってらっしゃい!

 今朝も街頭にひとり立っている。夜明け前のうっすらとした暗闇の中で、凍える両手に白い息を吹きかけながら、通り過ぎ行く自動車に手を振る。多くの友人や知人たちが手を振り返してくれる。中には名前も顔も知らない人たちが笑顔で手を振り返してくれる。孤独な街頭手振りの中で、これがどれほど勇気を与えてくれることか。

 街を歩いていると偶然にも懐かしい人たちや直接の友人・知人以外の方にお会いすることができる。昔の同僚、弟の同級生、父の友人、後輩のお母さん、妻の教え子の保護者、友人の友人、先輩の働く職場のバイト生などなど。「頑張って下さい」の暖かい言葉に感謝せずにはいられない。

 その中でも多いのが、私と同じ分野で働く介護・医療・福祉関係者や、お客様とそのご家族のみなさんだ。先日も路上で偶然にも、十年以上も前に兄が大変お世話になったという女性と再会した。実は私は彼女の顔を覚えてはいなかったが、ありがたいことに向こうはしっかりと覚えていてくれたのだった。彼女の話す当時のお兄様の様子をもとに、古い記憶のページをめくりながら二人で再会を喜び合った。彼女が去り際に残した「これでやっと松本さんに恩返しができる」との言葉に、本当に介護の仕事をしてきて良かったと心から思えたものだった。

 今月末をもって、十年間お世話になったライフサポートてだこを退職することにしました。たくさんの素晴らしい仲間たちに囲まれて、抱えきれない程の素敵な思い出を頂きました。また、たくさんのお客様とその家族のみなさまに支えられて、私は今日まで来ることができました。この感謝の気持ちは、いかなる言語を駆使しても表現することはできそうにありません。全員抱きしめて、お礼を言いたいくらいです。

 しかし、足がすくむような恐れを前にして、大切なものを断ってしか立ち向かえない時が人生にはあるような気がしています。きっと、それが自分にとっては今なのでしょう。感謝と思い出をバックパックにいっぱい詰めて、前だけを見つめて歩いていきます。堂々と胸を張って、歩いて行きます。それでは、いってきます。

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Posted by 松本哲治 at 2013年02月02日   17:32
Comments( 2 ) コラム:百花繚乱日記
この記事へのコメント
お疲れ様ですm(_ _)m
このタイミングでの退職は意外でした!(◎_◎;)
松本さんの強い想いから立ち上げたライサポから松本さんがいなくなる…なんだか複雑です(^_^;)
松本さんの意思を継ぐ職員達が、ライサポを更に大きく充実した会社にしていく…それはそれで楽しみですね(=´∀`)人(´∀`=)
あまりにもストレートに前向きで、眩しすぎです\(//∇//)\
Posted by 真実嬢 at 2013年02月03日 07:02
こんにちは.はじめましてかいかいです。松本さん神中出身ですか・
Posted by かいかい at 2013年02月04日 17:29
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