53歳責任世代が浦添市の新しい明日を創る! 松本哲治「百花繚乱日記」ブログ

まつもとてつじのドタバタ市長奮闘記

この街からこの星へ

ひだまり通信6月号「百花繚乱日記」コラムより転載

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「この街から、この星へ」

 この場でも何度も書いているので知っている人はよく知っていると思うが、僕たちライフサポートてだこは介護福祉サービスを提供するエリアを浦添市内に限定している。エリアを市内に縛ることでこの地域と密着した関係を築いていくことがこれからの地域福祉のポイントになると考えたからだ。お陰様で設立から十年、この方針を何とか貫き通すことができたのも多くの地域の方の支えがあったからだと感謝している。

 この市内限定の経営方針がもたらす嬉しいことの一つには、かつて僕がお世話になった方々に仕事を通して恩返し(罪滅ぼし?)が出来ることだ。中でも最近多くなったのは、同級生の親の介護に携わることだ。小・中学校時代に一緒に遊んでいた友人たちが介護の相談で訪ねて来てくれると、これほど頑張り甲斐のあることはない。後先も考えずに「まかちょーけー(任せておけ)」と思わず胸を叩きそうになるのである。

 去る一月に仲西中学校の同期会を幹事として開催したのをきっかけに多くの同級生と再会を果たした。その後もよく連絡を取り合うようになったのだが、話題が若い頃の「恋愛・就職」から、「結婚・子育て」を経て、今では「健康・親の介護」と変わってきている。年齢を感じつつ、友人たちのお役に立てるのはやっぱりこの上無い喜びなのである。

 もちろん、中には深刻な悩みもあるし、何ひとつ役に立てない場合もある。それでも、話を聞き、出来るだけのことはしたいと思う。「親の介護で困っている」「心を病んで会社を辞めた」「障がいのある子を授かった」そんな人生の挑戦に立ち向かう時に、僕のことを思い出して連絡してきただけでも、嬉しくて嬉しくてたまらないのである。

 僕が誰かを助けるとか救えるなんて思わないが、それでも、僕の言葉や行動や活動が誰かに笑顔や安らぎをもたらすことができるなら、こんなに素晴らしいことはないと思う。結局、本当の幸せとは誰かを幸福にする、誰かの幸福を願うことからしか始まらないとしたら、僕ら介護や福祉の仕事はなんと素晴らしい仕事なのかと思う。

 小さなことからで構わない、身近にいる人からで構わない。僕ら一人ひとりが周りの誰かを幸せにしていくこと。それが積もり積もってゆっくりと広がっていけば、この地球を幸福の星へと変えることができる。そう、僕らの足元は世界へと繋がっている。

 夜空に輝くスーパームーンを見上げながら、スーパーアースについて考えていた。

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Posted by 松本哲治 at 2012年05月22日   18:11
Comments( 1 ) コラム:百花繚乱日記
この記事へのコメント
僕も笑顔と安らぎを頂いているひとりです(^0^

ニヘーデビルm(_ _)m
Posted by 高根のどぅし at 2012年05月24日 13:57
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