53歳責任世代が浦添市の新しい明日を創る! 松本哲治「百花繚乱日記」ブログ

まつもとてつじのドタバタ市長奮闘記

過ぎたるは・・・

過ぎたるは…

 とある夜更けのこと、急に思い立ってコンビニに立ち寄った。2人の店員が愛想よく対応してくれたが目的の商品があいにく品切れで、隣接する別のコンビニまで足を伸ばした。そのコンビニでも手慣れた若者が丁寧に対応してくれた。別に急いでいたわけでもないが、目的を無事に済ませることが出来て、コンビニがあることの便利さに感謝しつつ、同時に真夜中に働く店員に申し訳ない気持ちにもなった。と言うのも、私以外には他の客はいなかったからだ。偶然その時に別の客がいなかっただけだし、私を健気に待っていてくれたわけでもない。たまたま私一人だったからで、別のお客がいればすまないなどと思わなかったに違いない。
 しかし、帰り際にふと、こんなに便利でいいのだろうか、と気になったのである。今の時代、閉店知らずのコンビニやファストフード店が徒歩圏内に幾つも開いている。道路が空いている真夜中でも、高速道路の料金所では人が働いている。最近ではお正月でさえ営業しているお店も珍しくなくなった。その一方で、あらゆる業界が働き手不足に喘いでいる。
 液体に沸点があるように、利便性にも沸点が存在しないだろうかとふと考える。水が沸騰して気体となって消えていくように、私たちが求める便利さや快適さも度が過ぎればもっと大切な何かを失ってしまわないだろうかと少々不安にもなってきた。乱暴なことを承知のうえで提案すれば、例えば、コンビニ各社で協議して別々に休日を設けるとか、高速道路も夜中は無料開放して無人にするとか、スーパーやレストランもせめて正月三が日くらいはお休みにしても構わないのでは。そうなってもそれなりに柔軟に対応できるしなやかな社会を作っていく我慢と努力を、そろそろ始めなくてはならないのではないか。少し不便になったとしても、多くの人が夜は休み、休日を満喫できる社会も悪くないと思うのだが、いかが
でしょうか。

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Posted by 松本哲治 at 2019年03月11日   06:26
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