53歳責任世代が浦添市の新しい明日を創る! 松本哲治「百花繚乱日記」ブログ

まつもとてつじのドタバタ市長奮闘記

仲井眞知事判断を支持する理由

去る12月議会において、私は「世界一危険とも言われる普天間基地に隣接する浦添市としては、その危険性除去が大切であり、そのためにはあらゆる可能性を模索する必要がある」との趣旨の答弁をいたしました。

その後、昨年末の仲井眞知事の「承認」という決断を受けて、私は知事の判断を支持する旨の考えを表明して来ております。そこで、その理由について、この場でも改めてご説明させていただきます。

理由は大きく二つです。

まず、一つは「危険性の除去」です。普天間基地はお隣の宜野湾市に所在しますが、その普天間基地を利用する航空機、ヘリ、そして、オスプレイの多くは、我が浦添市上空を経て普天間飛行場へ入ります。騒音や電波障害、振動などに悩む浦添市民も少なくありません。もちろん、墜落事故の危険に対して強い不安があることは事実です。

もう一つは「基地負担の軽減」です。私たち浦添市には牧港補給基地、いわゆる、キャンプキンザーが存在します。本市にとってキンザー跡地は返還されれば、産業振興や観光開発、雇用の創出等、大きな発展の可能性を秘めた大切な場所なのです。市民待望のホテル建設も前進する事でしょう。にもかかわらず、現在では深刻な渋滞を引き起こすなど、逆に浦添市の発展の阻害要因にもなっているのです。

そのキンザー返還に向けて、安倍総理と仲井眞知事との間で大きな進展が約束されたのが、昨年末の出来事でした。

私にとっても今回の判断は苦渋の決断でした。私も新聞紙上でも多くのご批判を受けております。しかし、悩んだ末に、浦添市民の安全と安心、そして、生活と暮らしに責任のある浦添市長として、「危険性の除去」と「基地負担の軽減」の可能性の方を選択した次第です。

もちろん「危険性の除去」や「基地負担の軽減」が100%保証されたわけではないかもしれません。しかし、現状維持が継続されるかもしれない可能性よりも、現在の膠着状態から脱し物事が動き出すかもしれない新しい可能性の方を選択した次第です。

さまざまなご意見がある事は重々承知の上です。大変難しい判断である事も事実です。しかしながら、今回の私の「浦添市長としての判断」にご理解いただけると、幸いに存じます。

これからも市民の幸せを願い、全力で努力していく所存です。よろしくお願いします。



Posted by 松本哲治 at 2014年01月11日   19:10
Comments( 17 )
この記事へのコメント
名護の危険性は無視か?
Posted by アンチ市長 at 2014年01月11日 23:24
自分とこの市民だけ守れたら良いのか?
クソだな。。。
Posted by フラ〜あらに〜! at 2014年01月12日 17:50
すみません
質問です。
「安倍総理と仲井眞知事との間で大きな進展が約束された」とあるのは具体的にどんな進展かお聞きになっていましたら教えてください。

また米国との約束は、進展あるように見えないのですが、現状維持が継続されるどころか負担が増えるのではという危惧がありますが、そのような事態になったときに解決策はおありですか? 辺野古基地建設だけ進み、普天間がずっと運用される可能性が高く、辺野古基地ができたときに米国が態度を変えて普天間返還しないと言われたらどうするか策がおわりでしょうか?現状は米国にとって普天間返還がおどしに使える、外交カードでありますよね?
Posted by 海藻 at 2014年01月13日 11:19
知事は、5年内で普天間基地を停止して辺野古が完成するまで県外と言ってますが、はたしてアメリカが県外へ移すと思いますか?わたしは思いせん。辺野古基地が出来るまでに9~10年かかると言ってます。辺野古基地が出来るまで、ずっと普天間にあると思います!それに辺野古の安全どしますか?普天間が安全なれば、はい!終わりと考えなのでしょうか!
Posted by 県民 at 2014年01月13日 12:02
仲井真知事の決断を、指示します。県民はマスコミの偏向報道に影響されてますから、批判的な反応は仕方がないことです。「危険性の除去」と「基地負担の軽減」の可能性の方を選択の市長の考えを理解できる方は、多いと思います。
Posted by オーシロ at 2014年01月13日 19:28
現実が見えていていいと思います。
辺野古移設が実現すれば世界一危険な普天間基地は無くなり、しかも沖縄の総基地面積も減り、訓練の密度も低下する。
県は毎年3000億円規模の一括交付金も国から貰える
し名護にも金が落ちる。
いいことだらけだね。建設業の人間としては嬉しい限り。
Posted by よなばるんちゅ at 2014年01月13日 22:43
自然を破壊する点についてはどうお考えでしょうか。
Posted by アキノ隊員アキノ隊員 at 2014年01月14日 21:45
市長のコメントは、これまでの経緯を熟慮されたものとは、到底思えません。「世界一危険」といったのは、だれか。「危険性の除去」といったのは誰なのか。きちんと事実確認をする必要が有ると思います。その上で、市長としての「苦渋」の結論を出される必要が有ると思います。
Posted by 川満昭広 at 2014年01月14日 21:55
これだけ埋め立てているのになぜ辺野古だけ反対する人が多いんだろう。
http://www.ne.jp/asahi/awase/save/jp/data/higatagenjyou/
Posted by 普天間人 at 2014年01月15日 06:40
逆です。辺野古埋め立ては、普天間の固定化に繋がるのです。同胞の抵抗を見くびってはいけません。埋め立てのハードルは県外移設よりも困難、というより不可能です。世界注視の中で、埋め立てを強行する勇気と覚悟は誰も持ち合わせていないのです。
Posted by 仲宗根和則 at 2014年01月15日 11:03
松本市長
はじめまして。
県選出の自民党国会議員5人が党本部に屈し、仲井真知事も辺野古埋め立てを承認しました。
松本市長は知事の判断を支持するとのことですが、はたから見れば市長も「長いものに巻かれた」ようにしか見えません。
また、「普天間基地の5年以内の閉鎖」で喜ぶのは早いと思います。知事は「閉鎖」と言っていたのであって「返還」とは言っていません。このままだと、一旦閉鎖してもすぐに「再使用」されかねません。
辺野古に基地を造って、普天間も返ってこないということです。負担軽減どころか負担の増加です。
市長がまっとうな判断をしてくれることを望みます。
Posted by 瀬長修瀬長修 at 2014年01月16日 00:04
私達は他人の犠牲の上にのうのうと豊かな生活をしてます。福島の原発しかり。辺野古の話しは結論ありきだと思う。市長は『本土の人間は基地を受け入れろ』ともっと主張してよいと思う。
Posted by 本土の人間 at 2014年01月16日 03:16
面白いね公約はどうなつているの、嘘ついて公約して「お金がないからできない」ということは政治家として失格です、速やかに辞めて出直しするのが政治家だ、最近の政治家は当選するためなら嘘ついても良いという風潮がある、政治家としての資格はないので立候補辞退すべし。
Posted by とかげ at 2014年01月18日 21:58
自然を破壊する
→なぜ辺野古埋め立てだけに翻足すのか?ゴルフ場などのリゾート開発の方が赤土流出などで遥かに環境に悪影響を与えている。ジュゴンは南シナ海などの広い地域の生息している。
普天間人さんが指摘しているように辺野古移設以外の案件で本島では多くの埋立事業が行われている。辺野古だけに反対するのはおかしい。

辺野古移設は普天間の固定化に繋がる
→平成8年の日米合意(沖縄に関する特別行動委員会(SACO)最終報告(1996年12月2日))による北部訓練場4000haと今回の嘉手納基地以南の米軍基地1000ha、合せて5000haが返還されます。これにより沖縄県内の米軍基地の約4分の1が大幅に縮小されます。
辺野古移設および、平成8年の日米合意(SACO合意)の合意通りの移設を実現すると、沖縄県内の在日米軍施設の割合を22.56%から18.6%(約4%減)、在日米軍専用施設の面積の割合を、73.83%から68.77%(約5%減)と、大幅に減らすことができます。
そのため、沖縄県民の基地負担も大幅に削減できることは明らかです。

アメリカが文章化された国家間の合意であるSACOを守らないことを前提に話をされている方がおりますが、そんな身も蓋も無い事を言っては外交などできませんよ。

住宅地の中にある危険な普天間基地をまず移設することを一番に考えるべき。
Posted by 名無しさんin那覇 at 2014年01月19日 00:18
多くの代議士を見て来ましたけど、浦添市は良い人物が市長で幸せですよ。松本哲二市長を応援します。お忙しいと思いますが、アンチもファンの内と心の器を広く持てば気楽になりますよ。
政治の世界でも、一般社会でも、声を上げて人を切る時は自分も切られる覚悟が入ります。
立派な国士となり、浦添市の歴史に名を刻んで下さい★
Posted by 保守 at 2014年01月19日 20:42
私の市の市長、あなたには本当にがっかりです。
公約無視は今の政治家の流行なのでしょうか?
皆がしてるからあなたもそうしたのでしょうか?
あなたは市長になっていったい何をしたかったのでしょうか。
もう一度胸に手を当てて考えてみて下さい。
市民を裏切るような市長はいらない。
Posted by へのこのこ at 2014年01月21日 23:14
松本市長

市長宛ではありませんが、再投稿をお許しください。

名無しさんin那覇さんのコメントが気になったからです。

名無しさんin那覇さんは、「辺野古に反対をして赤土問題や他の埋め立てに反対しないのはおかしい」との事でした。
そのように考えるのは「辺野古は問題ではなく、赤土や他の埋め立てのほうが問題だ」と考えているか、若しくは、「どれも問題であるが、一つしか対応しないのはおかしい」と考えているかだと思います。
ですが、こういった社会の問題に取り組んでみれば分かると思いますが、どちらにも対応するのは「荷が重い」場合があります。
例えるなら「我が街をきれいにしたい」と考え、道端に落ちているポイ捨てごみを拾い始めたとしましょう。
すぐに両手いっぱいになって「手が空かない」状況でも、まだゴミが落ちているのを見た人が「なぜこれは拾わない。おかしい。」と言っている訳です。
拾っている人は一所懸命にやっています。「おかしい」と批判するのではなく、一緒に落ちているゴミを拾った方がいいとは思いませんか?
名無しさんin那覇さんは赤土流出や他の埋め立てを問題視しているのですよね?
それなら、辺野古に取り組んでいる人を気にすることなく、率先して赤土問題や他の埋め立て問題に取り組むべきではありませんか?
私も地元の豊見城にて、豊見城城址の乱開発を止めるべく活動しています。
そんな中、瀬長島でも開発が進められています。
「城址では反対して、瀬長島はどうするのか」と言われたことがあります。
こちらとしては城址で手が一杯なのだから、危機感を持っている人が率先して行動してほしいのです。

何も行動しない人が、既に行動している人を批判するのはおかしいと思います。
Posted by 瀬長修瀬長修 at 2014年01月24日 23:26
選挙の時、あなたを熱烈支援していた者です。周囲のにいる全ての人に投票をお願いしました。市長就任から一年あまり。あなたへの期待はことごとく裏切られました。会社の人からもあなたの市民への裏切りをからかわれ腹立たしいです。松本は、今度は自民党からでて基地賛成!那覇軍港は浦添沖に!オスプレイ賛成!給食費は親が払え!っていうあらにって言われて悲しいです。ブログみて呆れました。本当にこんなこと言うのはつらいですが、おねがいですから早く辞任して下さい。
Posted by 匿名希望 at 2014年04月09日 00:28
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