53歳責任世代が浦添市の新しい明日を創る! 松本哲治「百花繚乱日記」ブログ

まつもとてつじのドタバタ市長奮闘記

ディア・ドクター

人は憧れてやっとの思いで手に入れたものでも、
時間がたっていくとその価値を忘れていく。

初心と言ってもいい。

多くの医師たちもきっと医学部を目指し
受験勉強をしていた頃は、立派な医師になり、
病気とたたかう患者や家族たちの役に立ちたいと
心誓ったに違いない。

約12年前にアメリカから帰国した頃、
僕はまったくの無資格で、
国家資格である「社会福祉士」を
持っている人がうらやましくてしょうがなかった。

名詞に「社会福祉士」と入れることが、
当時の僕の憧れであり、夢であった。

あんな日々から夢を実現して早10年、
僕はあの時の気持ちを忘れずに仕事をしているだろうか?

そんなことを急に思い出させてくれたのが、
この映画だった。

地域格差の問題、
現代医療の問題、
資格制度の問題、

何よりも、医学とは何か?
を問いかける素晴らしい作品です。

でも、僕が素晴らしい作品と言うのは、
決して問題告発型の作品だからではありません。

医療格差の問題を描きながら、
さまざまな問いを僕らに問うてきます。

僕が好きな理由は、
本当に大切なものを静かに描きながら、
それをめぐる人間の愚かさと愛おしさで
いっぱいの作品だからです。

僕は一足先に東京で観ましたが、
今日からいよいよ沖縄での上映が始まります。
沖縄でも離島医療の問題や、
ドクターヘリなどが話題になっています。
ぜひ多くの方に観ていただきたい映画です。


映画の詳細はこちらから↓

ディア・ドクター

上映に関する情報はこちらから↓

桜坂劇場


Posted by 松本哲治 at 2009年09月05日   09:51
Comments( 0 )
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
[公開]
[非公開]
※管理人のみ管理画面から確認することができます。
[公開]
[公開]
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。