53歳責任世代が浦添市の新しい明日を創る! 松本哲治「百花繚乱日記」ブログ

まつもとてつじのドタバタ市長奮闘記

たったそれだけ

福岡市で小1の男の子が殺害された事件で犯人が捕まった。
逮捕されたのは母親だった。

何とも悲痛な事件だ。

何より悲しいのは、殺害の動機が、
体が不自由なため弘輝君にトイレ介助を頼んだ際

「何もしてくれないのにお手伝いばかりさせられる、と言われて絶望的になった」

と供述していること。
母親には手足に障害があり、小1の息子は情緒障害で特別支援学級に通っていた。
別の記事には

「こんな母さんなんかいらない」

と言われ衝動的に犯行に及んだと書いてある。

僕らも障害のある方や児童のお手伝いをさせていただいている。
もちろん、障害に負けず明るく元気に過ごされている方もたくさんいる。
しかし、一方でかなり悲惨な日常にも接することがある。

特に子どもに障害があったり、親に障害があったりすることで、
親子関係がうまく築けないケースには胸を痛めている。

プライベートなことでありながらも、
見て見ぬすべきかどうかで悩むケースも少なくない。

いづれにせよ、今回のようなケースは最も悲しいケースである。

鬼気迫る母親に首を絞められながら、この子は人生の最後に何を見て、何を思ったのだろうか?
愛する息子に手をかけたこの母は、これからどんな人生を過ごすのだろうか?

僕に何ができるだろう。

ご冥福を祈る

できることは、たったそれだけか・・・。


Posted by 松本哲治 at 2008年09月25日   15:47
Comments( 3 )
この記事へのコメント
もっと…
入りやすい

もっと
相談しやすい

もっと
力になれる人は沢山いるとアピールする

沖縄も都会化し
隣近所にどんな人が住んでるかわからないっての多いし

助けを求めきれる人は…何とか明るく生きて行けるであろう

助けを求めきれず
1人悩む人……悲劇が起きる確率大です

私には
何が出来るんだろ?
悩む事件です
Posted by ドルフィン at 2008年09月25日 16:04
ホントに思いました。

ウチも障がい児のサービスを主にやっていますが、母親の苦労、心配も聞きました。


かわいそうな親子、さみしい親子では終わってほしくないです。


障がいを持つ子どもの親の気持ち。

子どもの将来を心配に思う、障がいを持った親の気持ち。


みんなで、少しだけでもいいから、知って欲しいですよね。


母親に首を絞められている時、その子はなにを感じたのか……
辛くなります。


私たちには、何が出来るか。しばらく考えてみます。
Posted by ♪kousei♪ at 2008年09月25日 23:13
専門分野なので事件直後から興味をもって報道に接していましたが、何か経緯が不自然な感じがしてました。母親に障害があり、また子供も発達障害だったとの報に接し、暗澹たる気持ちとともに「やはりそういう背景があったのか」と思い当たりました。

松本さん、できることはたったそれだけでも、やはり一緒に冥福を祈りましょう。そういう気持ちの人が少しでも増えれば何かが変わるはずだから。今日、明日変わらなくても遠い将来の不幸がひとつでも防げるかもしれないから。
Posted by 海彦・山彦 at 2008年09月26日 10:21
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