
悲しい事件
久しぶりのUPなのに、悲しい事件・・・。

名護市で、52歳の長男が自宅で介護していた84歳の母親を殺害した。
今年2月頃より認知症が重くなり、一人で夜中も起こされながら世話をしていた長男は、
介護に疲れ果てて衝動的に首を絞めた、と新聞は伝えている。
あぁ、何てコメントしたらいいのかな。思わず、ため息が出てしまう。
僕らの仕事柄、けっして他人事とは思えない。
それに、いつ身近で同じことが起こっても不思議じゃない人たちと、
僕らは日々暮らしている。
だからこそ、もう一度よく周りを見渡し、耳を澄まし、支援の努力を怠ってはいけないと、
自分自身に言いつけた。
必ず近くにもいるはず・・・。
耳を澄ませ、声なき声が聞こえるように。
心の感度を上げろ、耳では聞こえない叫びが届くように。
当たり前になりつつある僕らの経営理念を唱和しながら、
今朝の朝礼では、その本当の意味を今更ながらに考えさせられた事件だった。
名護市で、52歳の長男が自宅で介護していた84歳の母親を殺害した。
今年2月頃より認知症が重くなり、一人で夜中も起こされながら世話をしていた長男は、
介護に疲れ果てて衝動的に首を絞めた、と新聞は伝えている。
あぁ、何てコメントしたらいいのかな。思わず、ため息が出てしまう。
僕らの仕事柄、けっして他人事とは思えない。
それに、いつ身近で同じことが起こっても不思議じゃない人たちと、
僕らは日々暮らしている。
だからこそ、もう一度よく周りを見渡し、耳を澄まし、支援の努力を怠ってはいけないと、
自分自身に言いつけた。
必ず近くにもいるはず・・・。
耳を澄ませ、声なき声が聞こえるように。
心の感度を上げろ、耳では聞こえない叫びが届くように。
当たり前になりつつある僕らの経営理念を唱和しながら、
今朝の朝礼では、その本当の意味を今更ながらに考えさせられた事件だった。
NPO法人ライフサポートてだこ経営理念
「 いかなる病気、障害、身体状況、生活環境にあろうとも、
全ての人が、愛する街でいつまでも、自由に安心して
暮らせるようお手伝いします 」
「 いかなる病気、障害、身体状況、生活環境にあろうとも、
全ての人が、愛する街でいつまでも、自由に安心して
暮らせるようお手伝いします 」
Posted by
松本哲治
at
2007年04月17日
12:02
Comments( 6 )
Comments( 6 )
この記事へのコメント
これは、名護で起きた事件。
どうして、もっと外に発信していかなかったか、何故支援者はいなかったか。
こんな状態では、介護は出来ない。
あまりにもお母さんも、息子さんも不幸過ぎる。
こんなにも惨い事件。もう見たくはない。
心のアンテナを高く持ちたい。
そう思いました。
どうして、もっと外に発信していかなかったか、何故支援者はいなかったか。
こんな状態では、介護は出来ない。
あまりにもお母さんも、息子さんも不幸過ぎる。
こんなにも惨い事件。もう見たくはない。
心のアンテナを高く持ちたい。
そう思いました。
Posted by いっく at 2007年04月17日 16:57
いっくさん、
コメントありがとう。
できることしかできないけれどお互いに頑張ろうね、
心のアンテナの感度を上げて・・・。
コメントありがとう。
できることしかできないけれどお互いに頑張ろうね、
心のアンテナの感度を上げて・・・。
Posted by お松 at 2007年04月18日 09:04
お松さん
いつもありがとうございます!
現実って残酷ですよね。さらに増える高齢化社会、アメリカの乱射事件、長崎市長殺人事件・・・日々おこる凶悪事件。一体何がそうさせているのか。おっさんは教育ではないかと思います。介護社会についてもしっかりと教育に取り組んでいく、そして一番大事なのは命の大切さ、自分に誇りを持つことではないかな?
いつもありがとうございます!
現実って残酷ですよね。さらに増える高齢化社会、アメリカの乱射事件、長崎市長殺人事件・・・日々おこる凶悪事件。一体何がそうさせているのか。おっさんは教育ではないかと思います。介護社会についてもしっかりと教育に取り組んでいく、そして一番大事なのは命の大切さ、自分に誇りを持つことではないかな?
Posted by 本屋のおっさん at 2007年04月18日 09:35
介護疲れの殺人事件は、残念ながら、われわれの世界(刑事法及び実務)で、すっかりジャンルとして確立してしまった感があります。
あと精神に障害を持つ方の事件も。
自分が関わった人の再犯が報道されたりすると、数日間、
コールタールの海に放り込まれたような精神状態になります。
何百年もかけて形成されたセーフティーネット(地縁、血縁、地域共同体)が完全に崩壊した後(沖縄でも「完全に崩壊した」と私は思っています。その証拠に、みんな新都心の高層マンションに住みたがる)、われわれの社会は、どんな様相を呈するのでしょうか。
それが剥き出しの「弱肉強食」のジャングルであるならば、誰も傷つけず、また誰からも傷つけられないように、山の中で本でも読んで暮らすつもりです。
そもそも「強肉弱食」とは、どんなこと?
それを実現するには、どうしたらいいのでしょうか、松本さん。
あと精神に障害を持つ方の事件も。
自分が関わった人の再犯が報道されたりすると、数日間、
コールタールの海に放り込まれたような精神状態になります。
何百年もかけて形成されたセーフティーネット(地縁、血縁、地域共同体)が完全に崩壊した後(沖縄でも「完全に崩壊した」と私は思っています。その証拠に、みんな新都心の高層マンションに住みたがる)、われわれの社会は、どんな様相を呈するのでしょうか。
それが剥き出しの「弱肉強食」のジャングルであるならば、誰も傷つけず、また誰からも傷つけられないように、山の中で本でも読んで暮らすつもりです。
そもそも「強肉弱食」とは、どんなこと?
それを実現するには、どうしたらいいのでしょうか、松本さん。
Posted by 青木孝之 at 2007年04月18日 10:40
名護の事件はとても辛いです。
以前、松本さんに話したように
僕も10代20代の頃、精神障害者に
なりたいと思ったことがありました。
精神病理の世界を理解、解明するには
同じステージから生きる必要があると考えたからです。
今回の事案もそうですが・・無念です。
以前、山里八重子さんが次男により逝った時も
涙が溢れました・・。
彼女がヤンバルの山奥に身を潜めている時
幼い息子次男は母を捜してさ迷い歩き・・
誰も知らないはずの山奥に母八重子さんを
見つけ出した話を聞かされました・・。
まっつぐ。
以前、松本さんに話したように
僕も10代20代の頃、精神障害者に
なりたいと思ったことがありました。
精神病理の世界を理解、解明するには
同じステージから生きる必要があると考えたからです。
今回の事案もそうですが・・無念です。
以前、山里八重子さんが次男により逝った時も
涙が溢れました・・。
彼女がヤンバルの山奥に身を潜めている時
幼い息子次男は母を捜してさ迷い歩き・・
誰も知らないはずの山奥に母八重子さんを
見つけ出した話を聞かされました・・。
まっつぐ。
Posted by 知念まっつぐ at 2007年04月18日 21:58
本屋のおっさんさん、
最近は悲惨な事件や事故が多すぎて、朝テレビをつけるのを止めました。これまでは、朝準備しながらや朝食時にニュースを耳から入れるためにつけていたのですが、朝にこんなニュースを聞くと、一日のしょっぱなから変になっちゃうのです。朝のテレビはやめましょう!運動しませんか?
青木先生、
「コールタールの海に放り込まれた」ような気分とは、素晴らしい表現ですな。まさに、その通り!「強肉弱食」とは、まさに「弱肉強食」をひっくり返したパロディーの世界です。悲壮にならず、血眼にならず、楽しくさわやかに「弱肉強食」とは違う世界を目指したいものです。
まっつぐさん、
名護でも、うるまでも、浦添でも、こんなことが二度とないことを願います。願うだけじゃなく、しっかりと自分の足元を見つめていきましょう。
最近は悲惨な事件や事故が多すぎて、朝テレビをつけるのを止めました。これまでは、朝準備しながらや朝食時にニュースを耳から入れるためにつけていたのですが、朝にこんなニュースを聞くと、一日のしょっぱなから変になっちゃうのです。朝のテレビはやめましょう!運動しませんか?
青木先生、
「コールタールの海に放り込まれた」ような気分とは、素晴らしい表現ですな。まさに、その通り!「強肉弱食」とは、まさに「弱肉強食」をひっくり返したパロディーの世界です。悲壮にならず、血眼にならず、楽しくさわやかに「弱肉強食」とは違う世界を目指したいものです。
まっつぐさん、
名護でも、うるまでも、浦添でも、こんなことが二度とないことを願います。願うだけじゃなく、しっかりと自分の足元を見つめていきましょう。
Posted by お本 at 2007年04月24日 09:17
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