53歳責任世代が浦添市の新しい明日を創る! 松本哲治「百花繚乱日記」ブログ

まつもとてつじのドタバタ市長奮闘記

あの人に届けよう

以前にこのブログ内で「明日は来ない」というコラムを載せた。

そして、昨日は「ひだまり通信」の「百花繚乱日記」から
「今夜は抱いて」というコラムもUPした。

すると、ある人から、ある詩を紹介された。
あの9.11の後に、残された遺族が書いた詩で、作者も題名もないらしい。

いじめ、自殺、虐待。そんな事件の多いこの頃であるが、
心に染みるメッセージなので、ここに転載しておく。

一人ひとりが自分の胸に刻みつけて置いて欲しい。
そして、大切な人には伝えて欲しい。一人でも多くの人に届けよう。

よろしくお願いします。
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あなたが眠りにつくのを見るのが
最後だとわかっていたなら
わたしは もっとちゃんとカバーをかけて
神様に その魂を守ってくださるように祈っただろう

あなたがドアを出て行くのを見るのが
最後だとわかっていたら
わたしは あなたを抱きしめて キスをして
そしてまた もう一度呼び寄せて抱きしめただろう

あなたが喜びに満ちた声をあげるのを聞くのが
最後だとわかっていたら
わたしは その一部始終をビデオにとって
毎日繰り返し見ただろう

確かに いつも明日はやってくる
見過ごしたことも 取り戻せる
やりまちがったことも
やり直す機会が いつでも与えられている

「あなたを愛してる」 と言うことは
いつだってできるし
「何か手伝おうか?」と 声をかけることも
いつだって出来る

でも もしもそれがわたしの勘違いで
今日で全てが終わるとしたら
わたしは 今日
どんなにあなたを愛しているか 伝えたい

そして私達は 忘れないようにしたい

若い人にも 年老いた人にも
明日は誰にも約束されていないのだということを
愛する人を抱きしめるのは
今日が最後になるかもしれないことを

明日が来るのを待っているなら
今日でもいいはず
もし明日が来ないとしたら
あなたは今日を 後悔するだろうから

微笑みや 抱擁や キスをするための
ほんのちょっとの時間を どうして惜しんだのかと
忙しさを理由にその人の最後の願いとなってしまったことを
どうしてしてあげられなかったのかと

だから 今日
あなたの大切な人たちを
しっかりと 抱きしめよう

そして
その人を愛していること

いつでも
いつまでも大切な存在だということを

そっと伝えよう

「ごめんね」 や 「許してね」 や 「ありがとう」 や 「気にしないで」 を
伝える時を持とう

そうすれば もし明日が来ないとしても
あなたは今日を
後悔しないだろうから



Posted by 松本哲治 at 2006年11月17日   09:01
Comments( 2 )
この記事へのコメント
とても心に沁みる詩ですね。
読みながら身体の真ん中から熱いものが溢れてきました。
「明日はある」とか「なくならない」とか勝手に思っていて、普段生活しているとその大切さに気づかないものですよね。
ある人から「親孝行は期間限定のイベントよ」と言われたことがあります。
その通りだと思いました。
しかし、百花繚乱や今回の詩を読ませて頂いて、親ばかりではなく、パートナーや子供たち、自分自身とご縁のあるすべてのものは勿論、一番大切にしてあげないといけないのは、自分自身なんだかと感じています。
だからこそ、自分自身を大切にしてあげて、今を命がけで生きることが大切なのでしょうね。
今日のこのときに感謝です。すてきなメッセージ有難う。
Posted by mkei at 2006年11月21日 08:43
コメントありがとう。
素敵なメッセージでしょ。一人でも多くの人に伝えたい。
でも、これは子どもや親や大切な人だけではないんだよね、本当は。

今、僕の目の前にいる人、周りにいる人、今は会ってない遠くの人、
みんなに当てはまると思うんだ。

ちょっと恥ずかしさもあるけど、心の中で、みんなの幸せ祈る事から始めよう。

違うだろ、それを思い切って口に出せって話だろ!(一人ボケ&突っ込み)
Posted by 松 at 2006年11月22日 10:23
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