53歳責任世代が浦添市の新しい明日を創る! 松本哲治「百花繚乱日記」ブログ

まつもとてつじのドタバタ市長奮闘記

オール沖縄の矛盾

在沖米軍基地に強烈に反対しているように見えるオール沖縄のみなさんの矛盾が那覇軍港の浦添移設である。
だからこそ、このテーマは彼らにとってタブーであるし、もちろん県内マスコミでその矛盾を大きく取り上げることはない。
その(オール沖縄関係者の)誰も触れて欲しくなかったタブーについて、浦添市議会の場で明らかになった(明らかにしてしまった)場面が
youtubeにあがっていたので、まずはそのやり取りの場面をご覧になって頂きたい。

特にラストの1分は必見である。



私も始めは何が質問したいのか、言いたいのか、よくわからなかった。
しかし、ラスト1分で全てがハッキリとした。つまり

「那覇軍港の浦添移設は単なる引っ越しなのだから、早くやれ!

ということである。彼はオール沖縄浦添市議団を代表する新進気鋭の若手政治家である。
これまでも翁長県知事を熱烈に先頭になってマイクを握って応援した市会議員である。
だからこそ彼は那覇軍港浦添移設を単なる「引っ越し」にすぎないと訴え、軍港建設を推進してきた。
翁長県知事や城間那覇市長と同じ考え方である。

しかし、話が複雑なのは、この古波蔵議員、なぜか軍港移設反対派の共産党や社民・社大の皆さんを応援しているのである。
昨年の衆議院選挙では軍港移設反対を訴える照屋寛徳衆議院議員を、これまた先頭に立って応援。

これこそがまさに複雑怪奇なオール沖縄の政治認識なのである。

私はこれまでも何度も同じことを繰り返し言ってきた。
基地賛成でも反対でも意見は意見、どちらでも間違いはないし、主張し合えばいい。
でも、表で反対と言っておきながら実は本気で阻止するつもりはない。
あるいは、こっそり裏でお互いのタブーに触れないことを約束して、表では結束して反対を訴えるふりをする。
そんな県民をバカにしたような、選挙のためだけの有権者だましこそ、政治が絶対にやってはいけないことではないかと思うのである。

最後のシーンをもう一度よく観てほしい。

後ろに写っている共産党市議の二人の、同じオール沖縄の浦添市議団仲間の失言に対しての舌打ちが聞こえてくるようである。
その空気に気づいた古波蔵議員が次の質問へと急いで進んで、ごまかして終わりとなった。

オール沖縄の皆さんはこんな茶番劇をいつまで続けるのだろうか?
那覇軍港浦添移設について、賛成なら賛成、反対なら反対、どちらでも構わない。
しっかりと協議して結論を公に共同で堂々と公表してもらいたいものだ。

それとも、那覇軍港の浦添移設は、オール沖縄を維持していくための捨て石だと考えているのだろうか?


Posted by 松本哲治 at 2018年01月04日   14:50
Comments( 5 )
この記事へのコメント
最後のオチに爆笑した(笑)
Posted by いのけん at 2018年01月04日 15:25
今に始まったことではなくオール沖縄に群がる政治家の一人一人は”志”が低いし、自己保身に走っていることが散見されます。
県民の多くも、その事に気づきつつあるのではないでしょうか。
Posted by オーシロ at 2018年01月05日 10:05
ごめんなさい。勉強不足なので質問です。

代替移設というはの浦添のことを指しているのですか?
新基地移設と代替移設とは?言葉遊びのような気がしてなりません。
もし、そうなら、議会で話すことなのか?よくわかりませんでした。
Posted by しげ at 2018年01月06日 11:03
いのけん様、
コメントありがとうございます。

オーシロ様、
ネットがない時代は、闇へと葬られていたことでしょう。

しげ様、
「言葉遊びでは?」ごく自然で素直な感想だと思います。
米軍基地の再編過程で行われる移設先を「新基地」と捉えるか、「代替施設」と捉えるかと言う問題です。
ここで登場の古波蔵議員や翁長県知事は、那覇軍港の移設先である浦添沖の施設は、ご覧の通りただの引っ越しなので「新基地」ではなく「代替施設」なのだ、と主張しています。
ところが、二人とも普天間基地の移設先の辺野古は「新基地」であるとも明言しているわけです。
つまり、ここが彼らの矛盾であり、共産党を中心としたオール沖縄関係者のタブーなのです。だからこそ、ご覧の通り、このタブーについて表面上は那覇軍港の浦添移設も「新基地」であり、断固反対だと言い続けている共産党市議のみなさんが怒りを抑えて聞いているシーンというわけです。
Posted by 松本哲治松本哲治 at 2018年01月06日 11:36
こんな支離滅裂議員が当選してしまうのが問題

一体 オール沖縄はなんのための新基地反対かがわからない
だれが得をするんだろうか

ただ今回は闇に葬られず
こうしてオープンになっているのが唯一の救いのような気がする
Posted by いお at 2018年02月01日 03:46
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
[公開]
[非公開]
※管理人のみ管理画面から確認することができます。
[公開]
[公開]
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。