53歳責任世代が浦添市の新しい明日を創る! 松本哲治「百花繚乱日記」ブログ

まつもとてつじのドタバタ市長奮闘記

Burma VJ

僕たちAPLPクラスでは
映画も観る。

アジアについて考える
映画をみんなで観て、
その後、議論するというわけ。

一本目はなんと
日本のアニメ
「蛍の墓Grave of the Fireflies」

英語なんだけど
たくさんの人が泣いていた。

確かに日本人でなくても
涙なしには観れない。

ちなみに僕は泣き過ぎで
議論に参加せず、
部屋が明るくなる前に
帰ったので、その後は知らない。
第2弾はドキュメンタリー。
「天安門Gate of Heavenly Peace」

これはあの1995年?に起きた
中国の民主化運動、いわゆる天安門事件。

当時の映像を交えながら、
関係者へのインタビューで構成されている。

学生運動側、政府関係者
両方へのインタビューがあり、
客観的な視点からあの事件を
検証することができる。

その後の議論では、
天安門後の中国の動きと
これからあんな事件は
2度と起きないだろう、との
中国からの参加者の意見でした。

そして、3作目。
これにはショックだった。

是非、このブログをご覧の
みなさんにもオススメしたいのが、
「ビルマVJ Burma VJ」
Burma VJ

このドキュメンタリー映画は
2007年に起きたミャンマーの民主化運動を
隠しカメラを駆使しながら
自国の民主化運動の様子を
海外のメディアに送り続けた
活動家の記録。

デモを取材中に治安部隊に
日本人ジャーナリスト長井健司さんが
射殺されたことで大きくマスコミに
取り上げられた事件。

見つかれば命が危ないという
危険な状況下で送り続けられた
映像にはドキュメンタリーならではの
緊迫感と冷徹な現実とが
観ている者を圧倒する映画。

きっと長井さんが僕らに伝えたかったのは
こんなミャンマーの真実なんだろう。

日本に生まれた僕らには
想像を絶する世界の現実。

特に、僕らのAPLPクラスには
ミャンマーからの僧侶が参加している。
(映画の中で民主化運動の中心となった
僧侶がたくさん消されていきます)

彼の友人・知人もたくさん
あの事件以降、いなくなったらしい。
悲しいけど2度と帰っては来ないだろうとのこと。

絶対に僧侶には手を出せない仏教徒が
絶対多数を占めるミャンマーで、

差別され貧困にあえぐ少数のヒンドゥー教徒を
あえて警察や軍隊に雇い入れる軍事政権。

恐怖と圧政が支配するミャンマーの
当時の重い空気が伝わってきます。

世界の悲しい程の現実。

それを見つめることも
大切な国際的視点なのかもしれません。

「今の日本に本当の意味での
不幸な人は存在しない」


昔、世界中の悲劇を見てきた
ジャーナリストが言った言葉を
思い出しました。

今夜は第4作品目。
こちらもドキュメンタリーです。
「 Deacon of Death 」「死の司祭?」
タイトルからして不気味です。



Posted by 松本哲治 at 2010年09月13日   14:20
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