53歳責任世代が浦添市の新しい明日を創る! 松本哲治「百花繚乱日記」ブログ

まつもとてつじのドタバタ市長奮闘記

外交交渉

おなじみの普天間問題。

あまり政治的な発言はしたくはないが、
今回だけちょっと一言。

普天間移設先を巡って日米協議が行われているが、
その中でこんなことが報道されている。

日本政府(鳩山政権)の提案に対して、
アメリカ側は、
「地元の合意を取り付けていること」
を条件の一つに挙げているらしい。

これっておかしくないか?

そんなこと言っていたら、
今の普天間基地だって、
これまで進めようとしてきたシュワブ沖だって、
沖縄に駐留する全ての米軍基地だって、
そもそも「地元の合意」なんてないのだ。

そんな時は、

「つまり地元の合意がなければ、
嘉手納基地も含めたすべての基地を
沖縄から撤退させるという意味ですか?

シュワブ沖も地元合意はないし、
普天間継続はもっと地元合意はないんですが、
どうしましょ?」

と聞き返せばいい。

ここで僕は読者のみなさんに
注意をお願いしたい。


僕は決して反米でもなければ、
日米関係がこじれることを望んでいるわけでもない。

僕は東アジアにおける、
沖縄での米軍のプレゼンスも
日米安保の役割も、
日米関係の重要性も
否定しているわけではない。

ただ、これは外交上のネゴシエーションなのだ。

つまり、どこの国でも国益を確保するための
熾烈な外交交渉の一幕に過ぎないと言っているのだ。

この程度のネゴの場面で、
一言も言い返せないことが、
日本外交の決定的な弱点だと思うのだ。

だから、核安保サミットで、
ワシントン・ポストから
「最大の敗北者は日本」
なんて書かれちゃうと思うんだよなぁ…。

頑張ってくれよ、外務省!


Posted by 松本哲治 at 2010年04月16日   10:31
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