53歳責任世代が浦添市の新しい明日を創る! 松本哲治「百花繚乱日記」ブログ

まつもとてつじのドタバタ市長奮闘記

廊下

僕は今、とある大きな病院へ通っている。

僕の小さな友人が入院している。

僕はいつもこの廊下を通って彼女の病室へと向かう。

廊下

僕の心を映して、この廊下がとても長くて、冷たくて、暗い夜道のように感じる。

途中で立ち止まり、頭と気持ちを切り替えて、満面の笑顔で彼女に会いに行く。
病室のドアの前でもう一度足を止めて、大きく息を吸って、元気で明るい自分を演じる。
そう、完璧に作り笑顔のお芝居を。

そして、部屋を出ると、全ての力が抜けるように疲れてしまう。
一人、とぼとぼと、また、あの廊下を通って帰る。

一体どれほどの人たちがこの廊下を祈りながら歩いたことだろう。
一体どれほどの人たちがこの廊下を泣きながら歩いたことだろう。
一体どれほどの人たちがこの廊下から滲んだ夕陽を見たのだろう。

そんな芝居の後は、
こんな僕でも、誰にも会いたくないと思うほど、
こんな僕でも、誰とも話したくないと思うほどに。

まるで空っぽの廊下。

それでも、

それでも、

世界は時を刻んでいく。

日は昇り、

テレビははしゃぎ、

選挙カーは今日も街を過ぎゆく。





頑張れ、松本!

もうひと踏ん張り。

もうひと頑張り。




こんなことブログに書いてもねぇ・・・
何言ってんのぉ、って感じだよね。

でも、こんなところにでも出しておかないと。

誰とも話したくないくせに・・・。





彼女は今夜、一体どんな夢を見るのだろうか?

廊下


Posted by 松本哲治 at 2009年02月05日   23:04
Comments( 2 )
この記事へのコメント
こんにちは

書くことで、息ができるトキもある

亡き孫の病室を思い出すトキ

あの長い~病室の廊下

私が泣いてどうする!と渇をいれていました。

笑顔でいることが一番

嘘でもいいから笑顔が一番

がんばらないで~
Posted by 宝です。 at 2009年02月05日 23:19
彼女の笑顔を思い出すと胸が苦しくなります。彼女のがんばりを最後まで見届けてほしい、そう思うことが松本さんにとってどれほど苦しいことかよくわかっているけど、そうしてほしいと願います。
彼女がどれほど松本さんを待ち望んでいるのか、楽しみにしているのか、勝手なことばかり言いますが、最後まで演じてください。
そして、話してください、書いてください、そんな松本さんを見守っています。
いつも見守ることしか出来なくてごめんね・・・・ 
「俺に何を伝えようとしているのだろう・・・・」君の言葉が心に残ります。「本当に小さな体で何を伝えようとしているのだろう・・・・・」
Posted by rittan at 2009年02月06日 17:42
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