53歳責任世代が浦添市の新しい明日を創る! 松本哲治「百花繚乱日記」ブログ

まつもとてつじのドタバタ市長奮闘記

全ての沖縄県民のみなさまへ

県知事と那覇市長に手渡してきた要望書をこちらにも残しておきます。

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要 望 書

 本日、玉城県知事、城間那覇市長、私・浦添市長三者により那覇港湾施設(通称・那覇軍港)の浦添移設を推進することを確認・合意いたしました。これにより、これまで停滞していた那覇軍港浦添移設計画が進展していくものと期待しております。

 言うまでもなく、我々浦添市民にとっては、浦添市に新たな米軍施設が誕生する事も、それが美しい浦添西海岸の埋立てによって行われる事も決して喜ばしく歓迎できるものでもありません。しかしながら、沖縄県と那覇市の発展および基地負担軽減のために、浦添市が苦渋の決断として那覇の軍港受入を改めて受忍するわけであります。

 浦添市民にとっての真の不幸は、新たな軍港が浦添市に誕生する事でも、美しい海が埋立てられる事でもありません。本当に悲しい不幸は、この那覇軍港受け入れという浦添にとっての苦渋の重さを多くの県民や特に那覇市の皆様に認識してもらえていない事なのです。

 私はこれまで那覇市民から
「那覇の軍港を引き受けてくれて感謝している」
「美しい海の埋立てをお願いして申し訳ない」
「那覇市が出来る事なら何でも協力する」
などの温かい言葉を聞いたことがほとんどありません。

 むしろ、
「前の浦添市長が認めたのだ」
「以前から決まっている計画に今になってケチ付けるな」
「その分だけ国からお金を貰っているだろ」
などの心ない言葉を浴びせられ、

 挙げ句の果てには
「嫌なら反対すればいい」
などと一方的で見下すような上から目線の発言を何度も聞かされてきました。

 そんな心ない言葉を聞く度に私は
「甘えているのは浦添市の方ですか、それとも、沖縄県や那覇市の方ですか?」
と叫びたくなるのです。

 今回を期に多くの方にお伝えしたい事は、浦添市の苦悩や悲しみにも思いを寄せて欲しいということです。那覇軍港の浦添移設について断固拒否するつもりも反対闘争をするつもりも現在ございません。沖縄県と那覇市の基地負担を軽減し、基地問題を巡りこれ以上の混迷をもたらす事を回避するためなら、浦添市側が苦渋の決断として那覇軍港の受入先となることも仕方がないのではないか、そう覚悟しているからです。だからこそ、浦添市民の苦悩にも思いを寄せて、言葉だけではない真の思いやりと優しさを持って、浦添の民意に寄り添い尊重して頂けることを切に願うばかりです。

 全ての沖縄県民と、とりわけ那覇市民のみなさまに、浦添市に対しての温かいご理解とご協力を賜ります事を心からお願い申し上げます。

2019年3月13日 浦添市長 松本哲治



Posted by 松本哲治 at 2019年03月13日   21:18
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