うらそえ福祉のまち元年

松本哲治

2018年02月16日 23:56



広報うらそえ1月号
「うらそえ福祉のまち元年」

 明けましておめでとうございます。

 お正月を迎えるにあたり、新しい年の誓いや目標を掲げる方も多いのではないでしょうか。私も昨年の秋頃からずっと考えてきました。そこで今年から、私は浦添市を「沖縄一優しい福祉のまち」にしていきたいと考えています。これまでも、いや市長になる前からずっと思い描いてきた構想です。なので、あえてこの新年1月号で発表させていただきます。

 まず「沖縄一」については、何もいきなり世界一や日本一を掲げる必要はありません。まずは沖縄県内で「福祉のまちと言えば浦添だよね」と誰もが認めてくれるようなまちにしていきましょう。だからと言って、そこで立ち止まるつもりもなく、次は九州一、そして、いずれは日本一を目指しましょう。

 次に「優しい」とは、どういうことでしょうか。それは、お互いに助け合う、「共生」の考え方です。性別でも、年齢でも、障がいや病気の有無でも、肌の色でも国籍でも、性に対する考え方でも、あらゆる多様性を認め、お互いに尊重し支え合うことが当たり前の社会づくりです。つまり「お互いさま(ゆいまーる)」のまちづくりです。

 そして、最後に「福祉」です。福祉と言うと何らかの救済を必要とする人を助けるという意味でよく使われます。しかし、私が考える「福祉」とは誰もが幸せになれる状態を意味しています。だから、「福祉のまち」とは全ての人がその人らしい幸せを手に入れることを、みんなの力で実現できるまちだと私は定義しています。つまり「誰も置き去りにしないまち」「誰かの幸せを我が喜びとする利他のまち」なのです。

 この「沖縄一優しい福祉のまち」というテーマを中心に置いて全ての政策の優先順位を決めて立案・実行していきます。まずは、力弱き者、声小さき者、命幼き者から始めます。市民のみなさまと一緒に、今年平成30年を「うらそえ福祉のまち元年」にしていきましょう。

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