自然に学ぶ
最近、何かと忙しくてUPできていない。
いい訳だけど、UPする気になれないほど忙しかったのも事実。
昨日も、お昼からシンポジウム、夜には講話、9:00PMから病院訪問と
相変わらず忙しかった。
そんな心が亡くなるような忙しさの日々を送っているが、
表には出さないように、心に余裕を持つように自分に言い聞かせていた。
今朝、いつものように事務所前をお掃除していた。
これがその事務所前の写真↓
よく分からないかもしれないが、事務所前に歩道、道路、川が流れている。
そして、川側には歩道がない。その歩道がない川側を掃いていると川が見える。
逆に言えば、川側に行かなければ川は見えない。しかし、川側には歩道がなくて車がビュン、ビュン
走っているので、普通はそこを人は歩かない。つまり、誰にも見てもらえない川なのだ。
ご覧のように三面コンクリートの醜い川だ。いや、これを川と呼べるだろうか?といつも思っていた。
これじゃ大きな排水路じゃんと、嘆いていた。それは、僕らが小さい頃はこの川にも下りて遊べたし、
蛙もグッピーもたくさんいた川だったから。その記憶のせいで、
コンクリートで固められた、変わってしまったこの小湾川があまり好きになれずにいた。
でも、こんな川でも、いつの間にか土がところどころに溜まり、そこに生命を宿し、育むようになった。
そして、今日、こんなにお花がたくさん咲いているのに気が付いた。
台風が来れば濁流となり、大雨になれば水中に没してしまうような環境の中で、
懸命に、けなげに咲いている花たちを見て、ちょっとジーンと来た。
誰にも見てももらえないような街中の川で、ひっそりと咲いている花たちと
そこに集まる蜂や蝶たちが見えた。魚もいる。鳥たちも来ている。
今朝聞いた歌で、
「君は空を見上げているか、
風の音を聞いているか」
という歌詞がある。
そうだね、
心を亡くすような、
自分を見失いそうな、
優しさを忘れてしまいそうな、
忙しさの中で、
僕は何を探しているのだろう。
僕は一体何を求めているのだろう。
そうだね、
少し立ち止まってみようか。
空を見上げ、
星を数え、
風の音を聞き、
花に教えてもらおう。
僕はどこへ行くのだろうか?