きれいな瞳
先日、ある女性が事務所を訪ねてきてこのお花を頂いた。
その方は、数ヶ月前にお子さんを病気で失った方である。
僕たちはその子と約三年前に出会い、お母さんと一緒にあれこれと悩みながら、
ケアのお手伝いしてきた。そんな間柄である。
僕はこのお母さんに会うたびに思い出す言葉がある。
「人は、流した涙の分だけ、きれいな瞳になる」
この方は、本当に美しい瞳をしている。
本当の悲しみを知っている、深い静かな美しさである。
きっとたくさんの涙を流されたのだろうと思う。
僕らの仕事は本当にありがたい仕事です。
命を支え、命に寄り添い、共に生かせていただける仕事です。
感謝を忘れず、これからもできることを一生懸命させていただきます。
ありがとう。