53歳責任世代が浦添市の新しい明日を創る! 松本哲治「百花繚乱日記」ブログ

まつもとてつじのドタバタ市長奮闘記

二つの公約


6月17日沖縄タイムス紙の記事について解説をしておきます。

那覇軍港の浦添移設に関する過去の経緯を理解していないと、
なかなか複雑で分かりにくい展開になってしまっていますので、
初めての方はこちらをクリックしてご参照下さい。

約2年前の浦添市長選挙時においては、私は当時の翁長前那覇市長と連携して、浦添への軍港移設はせずに、無条件返還を目指す予定でした。

しかし、その後、政治状況は180度大転換をいたします。

辺野古への移設に反対している翁長氏が昨年の県知事選挙において、SACO合意を尊重し那覇軍港を浦添へ計画通り移設することを公言します。(この点についてはなかなか県内メディアでは大きく報道されず、未だに知らない県民も多数存在しています)

その公約を承知の上でオール沖縄のみなさんは支持をしています。そして、浦添市でも多くの市民の信託を受けて当選を果たし、浦添への那覇軍港移設計画推進の県知事が誕生します。そして現在、翁長県知事はその公約通り、那覇軍港の浦添移設を進めている、という状況です。

つまり、
私の浦添市長選挙時の公約(移設反対)と
翁長氏の県知事選挙時の公約(移設推進)と
全く方向性が逆の二つの公約が
同じ街で同じ時期に成立してしまったのです。

ところが、浦添市西海岸開発事業においては、沖縄県と那覇市と浦添市は連携協力して行かなければなりません。

つまり、相異なる二つの公約の整合性を満たすためには、

①浦添市長が公約を撤回するのか、
②県知事が公約を撤回するのか、


のどちらかしか方法はありません。

公約は大切な有権者との約束ですので、遵守することは、言うまでもなく浦添市長にとっても県知事にとっても基本的なことであります。

しかし、今現在発生している状況は、私が公約を守り、公約の実現(移設の阻止)を目指すことは、
同時に翁長県知事に対して「(移設推進の)公約を破り、違反せよ」と要求することになります。

私の公約を守るために、知事に公約を破れと求める。

私の公約見直しは公約違反だと強く批判しながら、翁長県知事には「公約の見直しを求める」人もいるくらい、なんとも複雑怪奇な政治状況が発生しているのです。

2年前の浦添市長選挙時と現在とで、浦添市西海岸開発を巡る政治的な環境が大きく変化していると、再三申し上げてきたのはこのことです。

今回の公約撤回は、このように180度真逆に変化してしまった政治的環境の激変の中で決定された、異例中の異例な事例だと私は認識しています。

この判断に対して、「責任転嫁だ!」「知事のせいにするな!」との声があります。しかし、あくまでも責任転嫁でもなんでもなく、

浦添市長選挙時の「浦添へは移設せず、無条件返還を求める」
    ↓
現在の「SACO合意を尊重する(計画通り浦添へ移設する)」


という劇的な政治環境の変化への対応と、私は解釈しております。

ただ自己の主義主張もなく政治的環境変化に流されたというわけでもありません。2年間悩み抜いた挙げ句、私は総合的かつ全体的な観点から、やはり私が公約を見直した方が浦添市と沖縄県全体の双方にとってプラスになると判断した次第です。

ご理解頂けると幸いです。

よろしければ、シェア・拡散お願いいたします。











Posted by 松本哲治 at 2015年06月18日   17:36
Comments( 24 )
この記事へのコメント
こういうのってもっとわかりやすくならないですか?
いい方向にすすんでるなら、素晴らしい事ですが、
いい方向に進まないのであれば、知事ダサいっすよ?
いい方向にすすむんですよね?プラスってなんですか?
そこが知りたいです
Posted by 中川貴元 at 2015年06月18日 17:57
県知事のリーダーシップのなさを感じます。右か左か判断しない=責任を取らないということでしょうう。

ここはマスコミの発信力の力を利用して県知事にも議論を求めていい時ではないでしょうか?

マスコミの皆さんも、フェアーなジャーナリズムを発揮してくださることをお願い致します。

基地負担軽減=平和の実現という楽観的な世界情勢でもないという見方もあるわけですからね。

自衛隊や米軍基地の存在が平和を守ってきたという認識もあるのだと知って頂きたいと思います。
Posted by オーシロ at 2015年06月18日 18:41
大丈夫か?
同調者の言葉ばかり鵜呑みにするなよ。
Posted by 浦添市民 at 2015年06月18日 19:34
政治は、理想主義より現実主義が大事だと思います。
 
Posted by 前田 at 2015年06月18日 19:59
軍港のことばかり話題になりますが、市民はあなたの数々の空手形を忘れていませんよ!!!つい最近、埋立についても議会の修正案に応じて妥協案を議論していくらしいですね。浦添の自然を守るためにベストという理屈で勝手な案を決めておきながら舌のねも乾かないうちにもう修正ですか?
リコールは議会で否決されたけどあなたの退陣を求める市民の会が形成されつつあるのに恐れをなしましたか??
軍港移転ばかり話題になりませすが、どうしててこれまでにいろんなウソ、口先だけのごまかしを続けて、なーんにも市政を良くできていないじゃないですか。
よく知らない人は中国とか基地とかいろいろ言っていますが、市民が怒っているのはアナタのウソだらけの市政全般です。市民の生活もラクになるどころか保険はあがるしなーんにも楽にならない。東京や外国人と浦添市とはあまり関係ないことをして楽しいですか?
市民たちは本当にアタマにきているんですよ!今年のテダコ祭りであいさつ時に市民たちからどういう反応に、あうか楽しみにしていてください !
Posted by いじゅういじゅう at 2015年06月18日 21:12
私は 松本市長の方向性に賛成です。
市民の為に頑張って下さい。
Posted by 山川 at 2015年06月18日 21:25
私利私益でしか首長の成果を評価出来ない残念な人は、日本や極東を取り巻く軍事情勢も沖縄が抱える極左問題も理解出来ないわけですが、

ごまかし続けて成果ないとは、地方政治とかけ離れた思い上がり外交で血税を外遊に浪費して全く成果のない知事にこそ言うべきことで、その知事がこの問題の当事者でもあり発端なわけで。

自分の苦労を行政のせいにするのは楽で良いですね。
Posted by hiro at 2015年06月19日 00:52
新聞は自分達の都合の良い事しか報道しない。翁長知事を応援しているので、都合の悪い事は伝えない。
これって報道機関ですか?
そもそも、オール沖縄じゃないでしょ?
Posted by 那覇市民 at 2015年06月19日 11:59
というか、この後に及んで市長の座についているのが不思議。
市民が強硬姿勢で役所を取り囲まないのが他府県から見たら信じられない。
市長は自分の奥さん子供に恥をかかせたくない気持ちはわかるが、嘘つき市長に市政の舵取りを任せるなんて言語道断!
自分の欲を市民の為だと言い訳しているところはもっと許せない!
いったいどこでその判断をなさったのか?
自分は苦しい思いした?
あなた以上に嫌な思いしている市民はたくさんいますよ。
市民の意見も十分に聞かず独断で進めるリーダーなんていらない!
胸糞悪いからさっさと辞めてくれ。
あんた以上にデキる頭のいいリーダーはまだ残っている。
Posted by あんた大丈夫? at 2015年06月19日 19:18
コメント欄を開き、一部のコメントに対し辟易しております。

ブログへのコメントにおいて、利用規約に反する不適切な表現をされている方がいらっしゃいますね。

てぃーだブログ利用規約

http://faq.ti-da.net/e620075.html

利用規約では、不利益、損害を与える行為、中傷、侮辱行為は禁止されていますので、利用規約に反するコメントは削除すべきです。

感情を表すのは良いことだと思いますがブログは公の場です。市長を批判するのでしたら悪口や誹謗中傷とならない表現にすべきです。

顔や身元を公開している市長に対し、顔や身元を明かさずに悪口や誹謗中傷をされている方が卑怯に思え、非常に残念です。

市長へ批判を届けることは大切なことです。
想いがあるのでしたら、批判や主義主張においても、利用規約に則り、公序良俗を保った上で正当な批判コメントをされることが浦添市民のためになるはずです。

松本市長、公約の転換により市民の思いを裏切った事実は消えません。辞職を求める声もあるでしょう。市民はベターではなく常にベストな選択を望むものです。市民には分からないような内情もあるのかもしれませんが、政治的判断でベストな選択ができないにしても、夢や希望を奪わないよう願います。

少なくとも、軍港移設後の浦添のビジョンや状況がどう見込まれるのかの情報や、実現できていないことの現在や今後についても語る責任があると思います。

公の場で人を批判する人は嫌われます。現知事を批判的にブログで取り上げるのはいかがなものかと思います。情報として必要なのでしたら、批判的にとられるような表現を廃し、事実のみを伝えることがよろしいかと思います。
Posted by 元市民 at 2015年06月19日 20:29
元市民さんの意見に同意します。
Posted by y at 2015年06月20日 01:10
沖縄タイムスと琉球新報は醜いな
Posted by 浦添市民 at 2015年06月20日 14:28
松本さん、頑張るしかないですよ。

上記で裏切ったことには変わりないと言っているのも事実です。

ただ、浦添市として辺野古反対運動のように馬鹿げたやり方は望ましくない。
抗議声明をしっかりだしたから知事選の時は仲井眞氏に付いたんですよね。出していないのなら、公の場で出して沖縄のメディアがどう反応するか見てみましょうよ。今までのように報道されないと思いますが。

本来、県と共に歩んでいく事を閉ざされたのですから、頑張る他以外にになにもないです。

応援しております。
Posted by 支援者 at 2015年06月20日 15:55
でも、事実をかくと都合の悪い情報だとなにげに削除されているんですよね…
また、消されてしまうけど書きますね。就任後の市議会の議事録をみればこの市長が就任直後から支離滅裂で市議会を掌握出来ずにいて浮いた存在だったか…議事録をみればわかります。あと、埋め立てに関して言えば就任わずか4ヶ月後の時点で市議会議員にはアセスは止めるなと指示を出しています。市民やメディアには自分の範疇をこえてアセスが進んでいるようなことを言っていますが、アセスを止めさせないようにしていたのは市長でしょう。状況が変わったとよくいわれていますが、状況って当選してたった4ヶ月でかわるものなんですか??
Posted by いじゅういじゅう at 2015年06月20日 16:44
事実や都合の悪い情報を握りつぶすのは、沖縄タイムスや琉球新報の超得意技でしょう。
Posted by ウチナーンチュ at 2015年06月21日 14:41
アセスメントについてコメントされておられる方がいらっしゃいますが、そのアセスメントは第二ステージのことであり、軍港部分は含んでおりません。

基本的に、アセスの一時凍結をした第二ステージ部分は浦添市が利用するためのリゾート開発部分です。

アセスの一時凍結については、アセス後も現行の埋め立て計画を変更しないとの条件を付されたために凍結したのでしょう。

浦添市長が現行案に意見があった場合、その意向を排除する条件なのですから賛同できるはずありません。

元々、西海岸開発はゼロベースでという考えを表明していたことから、開発する場合のことを考えればアセスを行うこと自体は問題ないですが、現行案ありきのアセスであった場合、ゼロベースとは程遠いものとなることから、一時凍結は順当な流れでしょう。

その後、早々の調整によりアセスの一時凍結を解除しましたが、アセスメントは事業影響評価や環境調査なのだから、現行の埋め立て案を変更しないとの確約をしないのであれば、アセスメント自体を凍結する必要はなくなるので、凍結解除も問題ないでしょう。

アセス推進、一時凍結、凍結解除と、短期間で二転三転したことから印象が悪く批判を受ける形となりましたが、結果的にその時の浦添市の利益損失を長引かせることなく、短期間で将来的な不利益を回避する形で修正できたということは評価していいのかもしれません。

軍港移設も含め西海岸開発について、その時期の状況において市長なりの結論は出しているようですが、まだ調整中ですし、まだ結果は出ていません。

想いが強ければ感情的にもなるでしょうし、就任当初の不慣れだと思える市長の姿を見れば不安や不満もおありなのかもしれません。しかし、調整できる間にまっとうな批判や意見を述べ、市長が最良な結論を出せるようにすることが浦添市や沖縄県のためになるでしょう。

意見や気持ちをまったく異なる対極のものとしてぶつけることも大切ですが、理解してもらい理解するための意見交換ができるのも人の知恵です。
Posted by 普天間基地の行く末がどうなるのか不安な宜野湾市民より at 2015年06月21日 15:29
あなたを支持する者を信じて下さい。もうすぐ今まで隠されていたものが表面化します。嘘はダメです。良くないと思います。浦添市民と浦添市の発展を信じています。県外のウチナーンチュは外からみる沖縄が今どれだけヤバイかみんな知っていますよ。県内の人はわからないと思いますけど…踏ん張って頑張れ市長‼凄い批判多いみたいですけど気にせずに浦添市の為に頑張れ!
Posted by どんぶりBココア at 2015年06月21日 18:31
市長はこんな時代だから軍港移転の話を故意に持ち出して市長に対する市政全般の不甲斐なさを単純な基地賛成反対の2極論にすり替えた感じがします。そしてそれは見事に成功しています。ここのコメントにも軍港をジグにしてばかりで市政に対する議論が少ないように思います。僕は昨年10月と今年2月に市長がテダコホールで行った討論会に出席して市長の説明や参加した市民の声も全部ききました。説明会はあくまでも西海岸のうめたてをどうするという議論が論点で軍港移転は議論の論点ではありませんでした。で市民の 意見は、カーミージーに関しての自然ほ保護の観点からが中心で発言した六人が全員第2ステージは埋め立てないでほしいと意見しました。で、市長は真摯に受け止めると応えたんです。
それからところが二回目の説明会は一転して軍港の話が中心で自然保護の声はまったくスルーされていました、当選、説明会は喧々囂々になりフザケルナという声が響きました。この時のフザケルナのニュアンスは何で西海岸を埋め立てないでほしいとという市民のみ多数の声を分かっていて、埋め立て前提の案を決めましたという説明会になるの?この案のどこに真摯さがあるの?この時点で軍港の話が前面にでていたので、その後、マスコミは市長が軍港移転容認にてんじるのではという流れが出てきて、あれよあれよと西海岸埋め立て賛否の話は軍港移転の話になってしまった。そして、これまでの議論をしらない人たちが基地賛成あるいは反対という立場であれこれ言うようになってしまった。
あの時西海岸の自然の大切さを訴えた市民たちに対して、自然保護の話から基地の話にしてしまって、どれだけ市民がフザケルナと思っているのかわかっていますか?僕も最初の説明会で市長に賛同しし期待したひとりです!こんなやり方ってありですか?埋め立てさせてほしいという産業界の声があるのもわかっていましたが基地を絡めて埋め立て拒否できない流れをわざと作って!これがあなたのやり方なら、責任世代とかの看板は外して下さい!
Posted by いじゅういじゅう at 2015年06月21日 21:56
このブログにも沖縄タイムスの論調そのまんまみたいな人がいてうんざり。
Posted by ウチナー若者 at 2015年06月27日 21:12
松本市長を選んだのは私達!市議会議員の私達!議会解散怖くて松本市長を下ろせなかった市議が問題があると思います。知事 辺野古は反対するが浦添は賛成するのは矛盾しています。
知事は辺野古反対するなら「一円たりとも国からお金はいらい」と言える知事あってほしい。
辺野古を「オール沖縄メンバー」で買い取りましょう。(34万人×250万円×50年)
Posted by ペンギン at 2015年06月30日 21:46
民意がない。より良い方向に市が進むには行政に詳しい人(市長や市職員)の判断のほうが正しいと思うが、そこに民意をきちんと溶けこませるべきである。
施策を進めるに、政治テクニックと圧力だけがある。これが現実で悲しい。
本当に「民」から選ばれた人は、結局潰されてしまう。
橋下さんでさえも。
本当のことをすべて伝えれば、市民はわかってくれる。そのうえで、私もそう思うと、市長を支持してくれる。長所も短所も全て、裏で動いていることも全て。でもそれをすると潰されてしまう。難しい。
Posted by ほろ at 2015年07月03日 16:11
沖縄二紙に目の敵にされて、言論の自由を制限されている松本市長さん、自由に言論して下さい。
Posted by ウチナーンチュ at 2015年07月13日 19:38
頑張れ
市長さん応援してます
サンセットビーチ
楽しみにしてます。
Posted by たぁくん at 2015年08月17日 01:11
辺野古移設阻止が叶えばSACOも白紙だよ
Posted by 那須 at 2015年10月18日 02:59
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